@article{oai:okazaki.repo.nii.ac.jp:00000254, author = {黒野, 伸子 and 大友, 達也}, issue = {51}, journal = {岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 研究紀要}, month = {Mar}, note = {王朝文学では、対象者が納得する理由付けとして、病を用いることがある。筆者は、先に、「病は対象者の願いを叶え る便利ツール」の役割を持つとの見解を示したが、本稿では『源氏物語』について検討した。その結果、病を表す言葉は、 症状の重症度によって、他者の要求を断る口実の度合い、自己の要求を押し通す理由や特殊体験の強さが変化することが 新たに明らかとなった。重症度が高いほど、拒否の度合いも高く、直接的病名を使用する傾向にある。病が対象者の優れ た点、弱さ、美しさ等を強調する際に用いられることもある。また、平安王朝期の知識階級は、病名とその症状、重症度 に合った治療法等を心得ており、現代に通じる医療観を持っていたことが示唆された。, 研究論文}, pages = {27--36}, title = {『源氏物語』における「病」小考-空蝉巻、夕顔巻、若紫巻を中心に-}, year = {2018}, yomi = {クロノ, ノブコ and オオトモ, タツヤ} }