@article{oai:okazaki.repo.nii.ac.jp:00000346, author = {仲田 , 勝美}, journal = {岡崎女子大学・岡崎女子短期大学 研究紀要}, month = {Mar}, note = {岡崎女子短期大学, 「絶対隔離主義政策」に基づいたハンセン病政策は「ハンセン病者の根絶」を目指していた。ここでの問題点は、根絶の対象がハンセン病という病ではなく、罹患した人へ向けられていることにある。誰もが人としての尊厳を守られるべき存在であるが、ハンセン病患者にはその権利が剝奪されていた。ハンセン病政策は一貫した、他の伝染病とは分離した政策展開により、社会の中では特別な疾病観が植え付けられ、排除の論理が維持されることにつながっている。その一方で、排除の只中にあった患者らは、自身にとって必要な医療や福祉を獲得していく自治を推進していった歴史もあった。全国的な組織として、また各療養所内における組織としての自治である。それは「らい予防法廃止」を実現させる上で、推進力となった。つまり自治とは患者による連帯の過程であり、着地点であると言えるだろう。本研究では、「南方曼荼羅」の理論からハンセン病政策による排除と患者自治による連帯について検討することを目的とする。}, pages = {65--72}, title = {「南方曼荼羅」から捉えたハンセン病問題}, volume = {54}, year = {2021}, yomi = {ナカダ, マサミ} }